図面に描かれていない「想い」をカタチに
北條
計画の初期の段階で「これは、良い家ができるな」って感じました。ただ、予算面で苦しむかなというのはあって。ですが、そこは良い工務店さえハマれば実現できるという考えが私の中にありました。家づくりにおいて、工務店選びはすごく重要なんです。
ご主人(祐司さん)
基本的には北條さんにお任せで、信頼できる工務店さんを何社かご紹介いただいて。見積りの結果はもちろんですが、アール・ワンの永田社長にお会いしてみて、一本筋の通った絶対嘘をつかないタイプの方だなって思いました。
中本さんは本当にまじめで誠実で信頼できる。でも、ちょっと押しに弱そうな印象でした(笑) そのキャラクターのおかげで、腹を割って最後まで「ああしてほしい」「こうしてほしい」ということがお話ししやすかったですね。全部前向きに変換してくださるので、僕らとしてもありがたかった。
中本所長
監督は、お施主様だったり建築家さんの想いの詰まった家を形するという立場ですが、僕自身が作業をするわけではないので、その想いにズレがないように各専門業者さんにお伝えするんですけど。図面に表せないものを分かりやすく説明して、ひとつひとつ形にしていく「潤滑油」的な役割だと思っています。
北條
工務店の見積りって、図面に描いている内容をお施主様が思っている予算にすり合わせるのに技術がいるんです。永田社長は内容を工夫して、合わせていく意識がとても強い方なんですよ。我々としてはすごくご紹介しやすいんですが、それを引き継ぐ監督が大変な思いをするのは分かっているので。「どんな方が来るんだろう」って、すごく気になってました。
中本所長は与えられた仕事をまっとうするだけじゃなくて、それまでの経過とか、お施主様や私の思いを汲み取って「やっぱりここは、やったほうが良いだろう」ということを積極的に言ってくださったので、すごく嬉しかったです。常に誠実で積極的に「ここ要りますよね」というような姿勢で、分身のように感じていました。
中本所長
会社や職人、ひいては建築家さんだけが満足しているだけではダメなんです。お施主様に満足していただかないと仕事をしている意味がない。やっぱり要望や想いを聞いて、なんとか応えたいというのが一番。